フランスのエッフェル塔

【2023年】フランスで登録されている犬の名前ランキングTOP50

実はフランス、国内の半分以上(50.5%)の家庭でペットが飼育されている、まさにペット大国と呼べる国だったりします。
(※2020年の調査)

そんなペット大国フランスですが、ペットを飼育する場合は指定登録機関への登録が義務であるなど、動物愛護の先進国でもあります。

今回はフランスで飼育されている犬の名前ランキングTOP50を紹介していきます!


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今回の名前調査は、フランスでペットを飼育する際に登録を行う指定機登録機関「I-CAD」に登録されている、2022年集計のデータから紹介していきます!

ただ、残念ながらフランス語はまるでわからないので、全て翻訳機能で調べています!

なので、発音?というか、カタカナ表記が正しいのか正直不安な部分もありますが、せっかく調べたので公開します!

フランスの犬の名前ランキング
女の子/メス編 TOP50

子犬のパピヨン
akane nishiによるPixabayからの画像
1 マヤ( MAYA )
2 ナラ( NALA )
3 ナヤ( NAYA )
4 ニーナ( NINA )
5 ルビー( RUBY )
6 ローラ( LOLA )
7 ローナ( LOUNA )
8 ロキシー( ROXY )
9 ルナ( LUNA )
10 イシス( ISIS )

6位の「ローラ(LOLA)」と9位の「ルナ(LUNA)」は、”英語”の犬の名前(メス)でもTOP10に。

もしかすると、万国共通で人気のある名前なのかもしれませんね。

7位の「ローナ(LOUNA)」は”ローナ”とも”ロウナ”とも読めちゃいますが、フランス語では”ルナ”の発音になるぽいです。

10位の「イシス( ISIS )」はスペルを見ると過激派組織を連想してしまいますが、恐らく”玉座”を神格化したと考えられている”女神イシス”に由来する名前かと思われます。

フランスと”ソマリ語”の関係

フランスの犬の名前を調べていると、時々”ソマリ語”に関連するスペルの名前が登場してきました。

2位の「ナラ(NALA)」はフランス語翻訳で「ナラ」と出ますが、ソマリ語の意味は”私達と一緒に”、4位の「ニーナ(NINA)」は”女性”の意味を持つようです。

ソマリ語って何?と思って調べた所、1977年に独立する以前はフランスの植民地だった「ジブチ」という国の一部地域で使われる言葉らしい。※1

※1 ソマリアやエチオピアの一部で使われる言語のようです。

因みにジブチの公用語はフランス語・アラビア語ということもあり、ジブチに因んだソマリ語が(オリジナリティを意識した)名前として使われているのかもしれません。

フランスの犬の名前ランキング
女の子/メス編 11位〜30位

続いてフランスの犬の名前(メス編)の11位から30位までを紹介していきます。

この中にも”英語”の犬の名前で登場する名前がちらほら。

ただ、フランスですとメスの名前に登場する名前が、英語の名前ではオスに使われている名前も。

フランスはジェンダーレスのイメージが強いですが、犬の名前にも反映されているのかも?

  1. IRIS / アイリス
  2. BELLA / ベラ
  3. PRINCESSE / プリンセス
  4. STELLA / ステラ
  5. JOY / ジョイ
  6. CHIPIE / チピー
  7. GAIA / ガイア
  8. LAIKA(LAÏKA) / ライカ
  9. JADE / ジェイド
  10. LILOU / リルー
  11. NOISETTE / ノワゼット(ノイゼット)
  12. PLUME / プルーム
  13. PERLE / パール
  14. MIA / ミア
  15. DAISY / デイジー
  16. BELLE / ベル
  17. JAVA / ジャワ
  18. CHANEL / シャネル
  19. FIDJI / フィジー
  20. GIPSY / ジプシー
冒頭で触れましたが、英語の名前だと「ジョイ(JOY)」や「ジェイド(JADE)」はオスの名前に登場します。

日本の感覚でも男性的なイメージが強いですよね。

その他、「チピー(CHIPIE)」は「他人を困らせるのが好きな若い女の子」の意味や「小さな女の子」といった意味を持つようです。英語読みだとシピーかも?

ノワゼット(ノイゼット)(NOISETTE)」はヘーゼルナッツの意味だそう。日本語だと”チョコ”とか”モカ”っていう感じ?

高級ブランドで知られる「シャネル(CHANEL)」も定番の名前ですが、フランスでも人気があるようです!

フランスの犬の名前ランキング
女の子/メス編 31位〜50位

  1. ROMY / ロミー
  2. DOLLY / ドリー
  3. PRALINE / プラリネ
  4. LADY / レディ
  5. MOLLY / モリー
  6. LILI / リリ
  7. EDEN / エデン
  8. TINA / ティナ
  9. RITA / リタ
  10. SALLY / サリー
  11. HAPPY / ハッピー
  12. FANNY / ファニー
  13. FIONA / フィオナ
  14. NIKITA / ニキータ
  15. OLYMPE / オランプ(オリンパス)
  16. GAYA / ガヤ
  17. ETOILE / エトワール(エトワル)
  18. CALINE / カリーヌ(キャリーヌ)
  19. OPALE / オパール
  20. OLGA / オルガ
プラリネ/PRALINE」はナッツ類をカラメル化した製菓原料なのだそう。こちらもスイーツ系の名前ですね。

ニキータ/NIKITA」は女性暗殺者を描いた映画や海外ドラマでも有名な名前。ちょっと気の強そうな女の子に合いそう。

エトワール(エトワル)/ETOILE」はフランス語で星の意味だったり、「カリーヌ(キャリーヌ)/CALINE」は”愛おしい”を意味するようです。

フランスの犬の名前ランキング
男の子/オス編 TOP50

2頭のプードル
sharkolotによるPixabayからの画像

ここからはフランスの犬の名前 男の子/オス編のTOP50を紹介していきます!

まずはTOP10から!

1 ラッキー( LUCKY )
2 フィルー( FILOU )
3 オスカー( OSCAR )
4 マックス( MAX )
5 シンバ( SIMBA )
6 ロッキー( ROCKY )
7 リオ( RIO )
8 ジャック( JACK )
9 オスロ( OSLO )
10 パコ( PACO )

ラッキー/LUCKY」「マックス/MAX」「ロッキー/ROCKY」「ジャック/JACK」といった名前は、英語の犬の名前で上位にランクインする名前です。

こちらも万国共通で人気の名前のようです!

2位の「フィルー/FILOU」は”いたずら坊主”の意味だそう。犬にもピッタリで2位というのも頷けますね!

オスロ/OSLO」はノルウェーの首都ですが、おそらくフランスでの意味はアニメーション監督で知られるミッシェル・オスロ監督(Michel Ocelot)かも?
(でもスペルが違いますね・・・

フランスの犬の名前ランキング
男の子/オス編 11位〜30位

  1. JUNIOR / ジュニア
  2. MARLEY / マーリー
  3. SNOOPY / スヌーピー
  4. SAM / サム
  5. ELIOT / エリオット
  6. TYSON / タイソン
  7. OLAF / オラフ
  8. REX / レックス
  9. GUIZMO / ギズモ
  10. NOUGAT / ヌガ
  11. FALCO / ファルコ
  12. IRON / アイアン
  13. JAZZ / ジャズ
  14. EROS / エロス
  15. IGOR / イゴール
  16. ROMEO / ロミオ
  17. NEWTON / ニュートン
  18. PRINCE / プリンス
  19. SNOW / スノー
  20. OREO / オレオ
オスの11位から30位は、メスの名前よりも比較的メジャーな感じの名前が並ぶ印象。

マーリー/MARLEY」「スヌーピー/SNOOPY」「オラフ/OLAF」「ギズモ/GUIZMO」といった、キャラクターの名前が目立ちますね。

ロミオ/ROMEO」「ニュートン/NEWTON」「プリンス/PRINCE」「サム/SAM」「エリオット/ELIOT」「タイソン/TYSON

このあたりは人の名前でも聞く感じで、かつ有名人の名前でもあります。

フランスの犬の名前ランキング
男の子/オス編 31位〜50位

  1. LEO / レオ
  2. HAPPY / ハッピー
  3. MILOU / マイロ
  4. DJANGO / ジャンゴ
  5. NEMO / ニモ
  6. NINO / ニノ
  7. PABLO / パブロ
  8. LOOPING / ルピン(ループ)
  9. ENZO / エンツォ
  10. MILO / ミロ
  11. DIEGO / ディエゴ
  12. FLASH / フラッシュ
  13. SAIKO / –
  14. PILOU / ピロウ
  15. GRIBOUILLE / グリブイユ
  16. GOLIATH / ゴリアテ
  17. JANGO / ジャンゴ
  18. HELIOS / ヘリオス
  19. MANGO / マンゴー
  20. NEO / ネオ

グリブイユ(GRIBOUILLE)」は”落書き”の意味で出たり”間抜け”の意味だったりと、明確な説明ができずです!すいません。

-(SAIKO)」はおそらく「マラガシ語(マダガスカル語)」で、前述したソマリ語と同様に1960年までフランスの植民地だったマダガスカルの公用語のようで、発音がわからず!

レオ(LEO)」「ニモ(NEMO)」「フラッシュ(FLASH)」はキャラクターの名前、「パブロ(PABLO)」「ディエゴ(DIEGO)」は有名人の名前としても有名ですね。

2023年は「U」の年です!

2023年イメージ
UnsplashKelly Sikkemaが撮影した写真

2023年は「U」の年です!

何のことかと言うと、フランスで”血統書付き”の犬や猫を名付けるときには、生まれ年によって決まったアルファベットから名付けるというルールが存在するらしいのです。

元は書類整理のためのルールだそうですが、その名残が現在も続いていて、K,Q,W,X,Y,Z(※1)を除いた24個のアルファベットから名付けられるようです。
※1 該当のアルファベットから始まる名前がほとんどいないため。

また、血統が同じ場合は同名での登録は出来ないため、先祖の名前をさかのぼって調べる必要があるんだとか!

ちなみに今回のランキングでは「S」から始まる名前がすごく多かったのですが、2021年産まれ〜2022年登録〜みたいな流れなのかも?

なんだか、やっぱりフランスって考えがおしゃれだよね〜。

さいごに

フランス語の犬の名前を紹介してきましたが、フランスの植民地だった国や人種、言語の名残のような名前も多く勉強になった反面、発音がわからず苦戦でした。

ただ、やはりフランス語とは言ってもネーミングは英語ベースの呼び名も多いんだなぁという発見も。

空気が抜けるような発音のイメージがフランス語にはあるので、もしかすると英語表記でも発音は大きく異なるかもしれません。

以上、フランス語に因んだ犬の名前を探している方は参考にしてみて下さいね!

【参照】

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