ペットと一緒に道外へ!今回は小樽と新潟を繋ぐ、新日本海フェリーの「らべんだあ」と「あざれあ」について調べてみました。
どちらもペット乗船OKなフェリーで、客室に愛犬と一緒に宿泊できる「ウィズペットルーム」が完備されていたり、ドッグランスペースが設けられているなど、ペットフレンドリーなフェリーです。
では具体的な乗船料金やペット料金、施設の内容について見ていきましょう。
新日本海フェリー「らべんだあ」「あざれあ」
小樽〜新潟間を繋ぐ新日本海フェリーの「らべんだあ」と「あざれあ」は、ペットと一緒に宿泊することの出来る「ウィズペットルーム」が完備されたフェリーです。
宿泊する部屋の感じは以下のとおり。
(再生後、画像を動かすことができますよ)
「らべんだあ」と「あざれあ」の航路
「らべんだあ」と「あざれあ」は小樽〜新潟を繋ぐ大型客船で、所要時間はおおよそ16時間。
ペット同伴で移動を考えるとペットへの負担も少し心配な所要時間ですが、ウィズペットルームが完備されているので長旅でも安心です。
運航日程は下記の通り。
航路 | 運航日 | 出発・到着 |
---|---|---|
【北行き】新潟→小樽行き | 火曜〜日曜 | 12:00発〜翌 4:30着 |
【南行き】小樽→新潟行き | 月曜〜土曜 | 17:00発〜翌 9:15着 |
※2021/01/24時点での情報です。
乗船可能なペットの条件
宿泊可能なペットは20kg以下のペットですので、小型犬〜中型犬まではいけるでしょう。
ただし、以下のいずれかのケージサイズに収まるペットが条件となります。
- 持ち込みケージ(幅130cm×奥行 60cm以内)
- 貸出用ケージ(幅80cm×高さ66cm×奥行51cm)
なお、20kgを超えるペットやケージに収まらないペット、大型犬は車中での預かりでも不可となっています。
このほか、以上のような条件もあります。
- 狂犬病・各種ワクチン接種済みであること
- 害虫駆除対策済みであること
- 発情中、妊娠状態でないこと
- 伝染病に羅患していないこと(体調不良含む)
- トイレのしつけができていること
- 無駄吠え・飛びつき
- 施設破壊などをしない
いずれも普通に飼育している場合は、問題ない条件ではないかと思われます。
旅行前・乗船前のワクチン接種は忘れずに!
「害虫駆除対策済み」はノミ・ダニといった害虫を対象としているので、ダニよけスポットなどの対策を行っている事が条件となります。
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また、ウィズペットルーム利用の際には誓約書を提出する必要があり、誓約書には狂犬病ワクチン・混合ワクチンの接種日を記載する項目がありますので、事前に確認しておきましょう。
ワクチン接種後の1週間程度はペットの体調が安定しない場合もあるので、乗船前には最低でも1週間以上の間を空けるように。
乗船中や旅行中に体調を崩してしまいかねません。
ウィズペットルームの利用料
ウィズペットルームは「らべんだあ」「あざれあ」の「ステートA」という船室のひとつ。
ペットを乗船させる際にはステートAの旅客運賃に加えて、ウィズペットルームの使用料金が必要になります。
ステートA+ウィズペットルーム利用料
2022年6月30日までの料金
ステートA 客室料金 |
ウィズペットルーム 利用料 |
利用料合計 | |
---|---|---|---|
期間A | 16,600円 | 10,900円 | 27,500円 |
期間B | 19,200円 | 12,700円 | 31,900円 |
期間C | 25,900円 | 17,200円 | 43,100円 |
2022年7月1日以降の料金
ステートA 客室料金 |
ウィズペットルーム 利用料 |
利用料合計 | |
---|---|---|---|
期間A | 17,000円 | 11,200円 | 28,200円 |
期間B | 19,600円 | 13,000円 | 32,600円 |
期間C | 27,100円 | 18,000円 | 45,100円 |
快適に小樽〜新潟間をペットと移動できる反面、料金的には少し高くは付きますね。
同室で過ごすことはできませんが、料金を安く抑えるのであればペットスペースで預けるのがベストとなります。
小型犬であれば「ペットスペース」も
ペットスペースでは「受託手荷物」としてペットを同船させることができ、料金もぐっと抑えることができます。
ただし、客室へは連れてくることはできません。
2022年6月30日までの料金
受託手荷物料金 | |
---|---|
期間A | 2,100円 |
期間B | 2,300円 |
期間C | 2,400円 |
2022年7月1日以降の料金
受託手荷物料金 | |
---|---|
期間A | 2,200円 |
期間B | 2,400円 |
期間C | 2,600円 |
以上の通り、ウィズペットルームのペット利用料と比較するとかなり安く抑えることができます。
ペットスペースではケージで預かってもらうかたちとなり、ケージのサイズは幅57cm×奥行 90cm×高さ67cmとなっています。
すごく狭いというわけではありませんが、中型犬がこのスペースで16時間も過ごすのは厳しめですので、ウィズペットルームの利用を検討しましょう。
散歩やお世話も可能なので安心
後述しますが、「らべんだあ」と「あざれあ」には「ドッグフィールド」というドッグランスペースが完備されています。
時間内であれば散歩に連れ出したり、気分転換を行うことも可能ですのでおすすめ。
また、ペットケージに預けている場合には飼い主さんが食事の管理を行えますので、定期的に顔を見に行くことも可能です。
ウィズペットルームでは一緒にペットと過ごすことができて安心ではありますが、ペットスペースでもこまめに顔を出してあげたり、ペットのお世話をすることは可能ですので、旅費を浮かせるためにペットスペースを利用するのもひとつ。
甲板には「ドッグフィールド」も
「らべんだあ」「あざれあ」には甲板にあるドッグラン「ドッグフィールド」が完備されていますので、航海中にドッグランで愛犬を遊ばせることが可能となっています。
なお、ドッグフィールドの利用可能期間は4月〜10月の間で、荒天時には利用不可となります。
散歩スペースとして利用できるので、航海中に愛犬の気分転換を行うことができます。
さいごに
今回は新日本海フェリーの「らべんだあ」と「あざれあ」について調べて見ました。ペット乗船OKなフェリーは多くありませんが、小樽と新潟を繋ぐ両船であれば快適な船旅ができそうですね!
余裕があればウィズペットルームがベストですが、小型犬であればペットスペースでも安心ですので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか!
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