犬のダニ対策を正しく理解!ノミ・ダニ予防と駆除薬の種類・効能を比較

実はたくさんの種類があるノミ・マダニ駆除薬ですが、ポイントを理解・整理していくと意外と単純だったりもします。

そこで今回は、以下3つのポイントに注目して解説していきます。

  • ノミ・マダニ駆除薬の種類と特徴
  • 動物用ジェネリック医薬品と動物用医薬品
  • 投薬方法の違い

犬のノミ・ダニ予防の駆除薬は毎年使うもの。

愛犬に使用する大事な薬なので、中身についてもしっかりと把握しておきましょう!

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犬のノミ・ダニ予防の駆除薬一覧

注射針のイメージ

いきなりですが“動物病院”で処方・販売されているノミ・ダニ駆除薬は意外と多いです!

そのすべてを説明すると余計ややこしくなるので、今回は参考としてネット上で販売されている、以下の犬のノミ・ダニ駆除薬10種類を参考に比較していきたいと思います。

  1. フロントライン スポットオン
  2. フロントライン プラス
  3. フロントライン スプレー
  4. ドッグプロテクト プラス
  5. フィプロスポット
  6. フィプロスポット プラス
  7. マイフリーガード
  8. マイフリーガードα
  9. フォートレオン
  10. プラク-ティック

因みに犬のノミ・ダニ予防の駆除薬を正しく理解していくため、押さえておきたいポイントは2つ

ポイントの一つは駆除薬の「有効成分」、もう一つが「ジェネリック」です。

犬のノミ・ダニ予防の駆除薬と「有効成分」

診察を受けるマルチーズ

まずは犬のノミ・ダニ予防の駆除薬で使用される”有効成分“について理解を深めていきましょう。

ノミ・ダニ駆除薬に使用される多くの主成分のうち、本記事では以下3種類の有効成分に注目していきます。

  • フィプロニル(フェニルピラゾール系)
  • ピリプロール(フェニルピラゾール系)
  • イミダクロプリド(クロロニコチル系殺虫剤)

駆除薬に使用される代表的な有効成分について

まずは今回紹介する「犬用ノミ・ダニ予防の駆除薬」に使われている、主成分の一覧を見ていきましょう。

有効成分 商品名
フィプロニル フロントライン スポットオン
フロントライン プラス
フロントライン スプレー
ドッグプロテクト プラス
フィプロスポット
フィプロスポット プラス
マイフリーガード
マイフリーガードα
イミダクロプリド フォートレオン
ピリプロール プラク-ティック

10アイテム中で8アイテムが「フィプロニル」を主成分にしている事がわかります。

今回は紹介していませんが、駆除薬の中でも有名な「レボリューション」にはセラメクチンという主成分が使われています。

フィプロニルやセラメクチンのほか、駆除薬の成分にはフルララネル、アフォキソラネル、スピノサド、ロチラネル、サロラネル、エモデプシドなど、色々な殺虫成分が存在します。

駆除薬に使用される”2つ目”の有効成分について

ノミ・ダニ駆除薬の主成分には、基本的に以下のような効果・効能が期待されます。

  • ノミ・ダニの”成虫”を駆除
  • 投与後、約1ヶ月程度は効果が持続

このような駆除効果に加え、“プラスα”の有効成分を持つノミ・ダニ駆除薬もあります。

その代表的な成分が以下の殺虫成分です。

【(S)-メトプレン】

ノミの体内に浸透し、ノミの成長を阻害する効果を持つ成分です。

(S)-メトプレンが浸透しているノミが卵を生んでも、その卵の孵化・成長は阻害されるため、ノミの繁殖を絶つという効果が期待されます。

【ペルメトリン】

ダニの駆除や忌避剤として使用されるピレスロイド系の殺虫成分。

蚊に対する忌避効果に期待される反面、猫や魚に対しては毒性となる成分です。

ここまでをまとめると、製品一覧も以下のように分けられます。

有効成分 1 有効成分 2 商品名
フィプロニル フロントライン スポットオン
フロントライン スプレー
フィプロスポット
マイフリーガード
(S)-メトプレン フロントライン プラス
ドッグプロテクト プラス
フィプロスポット プラス
マイフリーガードα
イミダクロプリド ペルメトリン フォートレオン
ピリプロール プラク-ティック

犬のノミ・ダニ予防の駆除薬と「ジェネリック医薬品」

ゴールデン・レトリーバー

ジェネリック医薬品(※1)とは、“特許”が切れた薬と同じ有効成分で製造・販売される医薬品のことです。
※1 後発医薬品とも呼ばれます

ジェネリック医薬品のメリットは、一般的にベースとなる医薬品(先発医薬品)よりも低価格で販売される点です。

今回の例でいうと、​​フィプロニルを主成分とした「フロントラインシリーズ」が先発医薬品になり、以下表の製品がジェネリック医薬品となります。

有効成分 先発医薬品 ジェネリック医薬品
フィプロニル フロントライン スポットオン
フィプロニル:10.00g/100mL中
フィプロスポット(同一量含有)
マイフリーガード(同一量含有)
フィプロニル
+
(S)-メトプレン
フロントラインプラス
フィプロニル 100.0mg/1mL中
(S)-メトプレン 90.0mg/1mL中
フィプロスポット プラス(同一量含有)
マイフリーガードα(同一量含有)
プロテクトプラス(同一量含有)

ジェネリック医薬品はネームバリューの無い製品も多いので警戒されがちですが、有効成分・含有量は基本的に変わりません。

ただし、臨床試験結果なども含めて“製品として全く同じ”わけではありません。

あくまでそれぞれ製品としての独自性は存在するという点は理解しておきましょう。

犬のノミ・ダニ駆除薬の種類を紹介

草原と犬

ここまで、

  • ノミ・ダニ駆除薬の有効成分
  • ジェネリック医薬品に分類

の2つのポイントについて解説してきました。

実は意外とシンプルで、難しくはありませんでしたね!

続いてここからは、それぞれの製品内容について紹介していきたいと思います。

1.フロントラインプラス/フロントライン スポットオン

「フロントライン」シリーズは先発医薬品としての実績と、多くの試験をクリアしているという高い信頼性を持つノミ・マダニ駆除薬です。

同じ成分、同じ成分量であっても、ジェネリック医薬品とは異なりますので、信頼性を重視するのであればフロントラインを選んでいて間違いはないでしょう。

シャンプーはフロントライン スポットオンが投薬後2日後以降、フロントラインプラスが投薬後1日後以降からが推奨となっており、2週間に1度程度のシャンプーであれば効果に影響はないとされています。

フロントライン 製品詳細
フロントライン スポットオン
動物用医薬品
フロントラインプラス
動物用医薬品
有効成分 フィプロニル
10.00g/100mL中
フィプロニル 100.0mg/1mL中
(S)-メトプレン 90.0mg/1mL中
効能・効果 犬に寄生するノミ、マダニの駆除
【効果の持続】ノミ:1ヶ月〜3ヶ月、マダニ:約1ヶ月
・ノミ、マダニ、シラミ及びハジラミの駆除
・ノミ卵の孵化阻害及びノミ幼虫の変態阻害によるノミ寄生予防
【効果の持続】ノミ:1ヶ月〜3ヶ月、マダニ:1ヶ月
用法 10週齢以上、または体重2kg以上の犬 8週齢以上の犬
ラインナップ
  • フロントラインスポットオン ドッグS
    (対象:2〜10kg未満)
  • フロントラインスポットオン ドッグM
    (対象:10〜20kg未満)
  • フロントラインスポットオン ドッグL
    (対象:20〜40kg未満)
  • フロントラインスポットオン ドッグXL
    (対象:40〜60kg未満)
  • フロントラインプラス ドッグ XS
    (対象:5kg未満)
  • フロントラインプラス ドッグ S
    (対象:5〜10kg未満)
  • フロントラインプラス ドッグ M
    (対象:10〜20kg未満)
  • フロントラインプラス ドッグ L
    (対象:20〜40kg未満)
  • フロントラインプラス ドッグ XL
    (対象:40〜60kg未満)
原産国 フランス
ブランド ベーリンガーインゲルハイム

2.フロントラインスプレー

「フロントラインスプレー」は、フロントラインスポットオンを同じフィプロニルを配合し、即効性・持続性に優れたノミ・マダニ駆除剤です。

被毛の付け根に向けてスプレーし、被毛全体を湿らせてから自然乾燥を行うことでノミ・マダニの駆除効果を発揮するという医薬品で、体重1kgあたり3ml(フィプロニル 7.5mg含有)を基準量にし、被毛の長さに応じて6ml(フィプロニル 15mg含有)まで増やすことができます。

効果は1〜3ヶ月間持続し、投薬前後の2日間(計4日間)は水浴び・シャンプーを避けるようにします。

フロントラインスプレー 製品詳細
フロントラインスプレー
動物用医薬品
有効成分
(100mL中)
フィプロニル 0.25g
効能・効果 犬に寄生するノミ、マダニの駆除
【効果の持続】ノミ:1ヶ月〜3ヶ月、マダニ:約1ヶ月
用法 10週齢以上、または体重2kg以上の犬
原産国 フランス
ブランド ベーリンガーインゲルハイム

3.フィプロスポット / フィプロスポットプラス

「フィプロスポット」はフロントラインのジェネリック医薬品で、共立製薬から販売される国内自社製造のノミ・マダニ駆除薬です。

「フィプロスポット」がフロントライン スポットオン、「フィプロスポットプラス」はフロントラインプラスのジェネリックとなります。

使用方法や有効成分、含有量といった点はフロントラインと同じ内容ですが、薬剤が入っているピペットの形状が異なり、滴下しやすいように先端に丸い玉が付いたチューブ型ピペットになっています。

フィプロスポット / フィプロスポットプラス 製品詳細
フィプロスポット
動物用医薬品
フィプロスポットプラス
動物用医薬品
有効成分
(1mL中)
フィプロニル 100mg フィプロニル 100mg
(S)-メトプレン 90mg
効能・効果 犬に寄生するノミ、マダニの駆除
【効果の持続】ノミ:1ヶ月〜3ヶ月、マダニ:約1ヶ月
・ノミ、マダニ、シラミ及びハジラミの駆除
・ノミ卵の孵化阻害及びノミ幼虫の変態阻害によるノミ寄生予防
【効果の持続】ノミ:1ヶ月〜3ヶ月、マダニ:1ヶ月
用法 10週齢以上、または体重2kg以上の犬 8週齢以上の犬
ラインナップ
  • フィプロスポット S
    (対象:2〜10kg未満)
  • フィプロスポット M
    (対象:10~20kg未満)
  • フィプロスポット L
    (対象:20~40kg未満)
  • フィプロスポット XL
    (対象:40~60kg未満)
  • フィプロスポットプラス XS
    (対象:5kg未満)
  • フィプロスポットプラス S
    (対象:5〜10kg未満)
  • フィプロスポットプラス M
    (対象:10~20kg未満)
  • フィプロスポットプラス L
    (対象:20~40kg未満)
  • フィプロスポットプラス XL
    (対象:40~60kg未満)
原産国 日本
ブランド 共立製薬

4.マイフリーガード

「マイフリーガード」はフロントラインのジェネリック医薬品で、フジタ薬品が販売する国内製造のノミ・マダニ駆除薬です。

「マイフリーガード」がフロントラインスポットオン、「マイフリーガードα」がフロントラインプラスのジェネリックとなります。

原産国は日本ですが、使用方法や有効成分、含有量はフロントラインと同じく、スポットの形状もフロントラインと同形状。ただし、あくまでもジェネリック医薬品なのでフロントラインとは異なります。

マイフリーガード 製品詳細
マイフリーガード
動物用医薬品
マイフリーガードα
動物用医薬品
有効成分
(1mL中)
フィプロニル 100.0mg フィプロニル 100mg
(S)-メトプレン 90mg
効能・効果 犬に寄生するノミ、マダニの駆除
【効果の持続】ノミ:1ヶ月〜3ヶ月、マダニ:約1ヶ月
・ノミ、マダニ、シラミ及びハジラミの駆除
・ノミ卵の孵化阻害及びノミ幼虫の変態阻害によるノミ寄生予防
【効果の持続】ノミ:1ヶ月〜3ヶ月、マダニ:1ヶ月
用法 10週齢以上、または体重2kg以上の犬 8週齢以上の犬
ラインナップ
  • マイフリーガード S
    (対象:2〜10kg未満)
  • マイフリーガード M
    (対象:10~20kg未満)
  • マイフリーガード L
    (対象:20~40kg未満)
  • マイフリーガード XL
    (対象:40~60kg未満)
  • マイフリーガードα XS
    (対象:5kg未満)
  • マイフリーガードα S
    (対象:5〜10kg未満)
  • マイフリーガードα M
    (対象:10~20kg未満)
  • マイフリーガードα L
    (対象:20~40kg未満)
  • マイフリーガードα XL
    (対象:40~60kg未満)
原産国 日本
ブランド フジタ製薬

5.プロテクトプラス

「プロテクトプラス」はフロントラインプラスのジェネリック医薬品で、犬用は「ドッグプロテクトプラス」、猫用は「キャットプロテクトプラス」という製品名で販売されています。

使用方法や有効成分、含有量といった点はフロントラインと同じ内容ですが、国内製造されている点や価格のほか、ピペットの形状もフロントラインと異なり使い勝手の良い形状に。

なお、プロテクトプラスはペットゴーでのみの販売となっており、クーポンも使えるのでかなり割安で手に入るのはメリットと言えるでしょう。

プロテクトプラス 製品詳細
ドッグプロテクトプラス
動物用医薬品
有効成分
(1mL中)
フィプロニル 100mg
(S)-メトプレン 90mg
効能・効果 ・ノミ、マダニ、シラミ及びハジラミの駆除
・ノミ卵の孵化阻害及びノミ幼虫の変態阻害によるノミ寄生予防
【効果の持続】ノミ:1ヶ月〜3ヶ月、マダニ:1ヶ月
用法 8週齢以上の犬
ラインナップ
  • ドッグプロテクトプラス XS
    (対象:5kg未満)
  • ドッグプロテクトプラス S
    (対象:5kg~10kg未満)
  • ドッグプロテクトプラス M
    (対象:10kg~20kg未満)
原産国 日本
ブランド ベッツワン

6.フォートレオン

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「フォートレオン」はフロントラインシリーズで言うところの「フロントラインプラス」と比較される、スポットタイプのノミ・ダニ予防の駆除薬ですので、フロントラインのジェネリックではありません。

「フィプロニル」を有効成分としているフロントラインに対し、フォートレオンの有効成分は「イミダクロプリド」という成分。

そして、フロントラインプラスには幼虫の成長を阻害する働きがある「(S)-メトプレン」が配合されていますが、フォートレオンはダニの駆除や忌避に加え、蚊に対する忌避効果も期待される殺虫成分「ペルメトリン」が含まれています。

因みにペルメトリンは猫に対して毒性を持つため、フォートレオンの猫用はありません。

シャンプーは投薬後2週間からという点がデメリットになっていますが、蚊に対する忌避効果もあるため、利用エリアによってはフォートレオンがおすすめとなる場合もありそうです。

フォートレオン 製品詳細
フォートレオン
動物用医薬品
有効成分
(1mL中)
イミダクロプリド 100.0mg
ペルメトリン 500.0mg
効能・効果 ノミ・マダニへの駆除効果(約5〜6週間)
蚊に対する忌避効果(約1ヶ月)
用法 7週齢以上、または体重2kg以上の犬
ラインナップ
  • フォートレオン 0.4mL
    (対象:2kg〜4kg)
  • フォートレオン 0.8mL
    (対象:4kg〜8kg)
  • フォートレオン 1.6mL
    (対象:8kg〜16kg)
  • フォートレオン 3.2mL
    (対象:16kg〜32kg)
  • フォートレオン 4.0mL
    (対象:32kg〜40kg)
原産国 ドイツ
ブランド バイエル

7.プラク-ティック

「プラクーティック」は主成分に「ピリプロール」という成分を配合したノミ・マダニの駆除薬です。

ピリプロールは犬用のノミ・ダニ防除剤のほか、シロアリ防除剤にも使用されている殺虫成分で、フロントラインに使用されているフィプロニルと同じ「フェニルピラゾール系」の薬剤です。

プラクーティックは投薬後に早く乾く点が特徴となっており、投薬後8時間からの水浴び、1日後からはシャンプーも可能。投薬後にシャンプーを1回実施、または水浴びを1週間毎に4回実施しても、効果は1ヶ月持続することが確認されています。

フロントラインは8週齢(または10週齢)から使用できるのに対し、プラクーティックは月齢3ヶ月以上〜。他の駆除薬よりも使用できる月齢が遅い点はデメリットかもしれません。

プラク-ティック 製品詳細
プラクーティック
動物用医薬品
有効成分
(1ピペット中)
ピリプロール 137.5mg
効能・効果 ノミ・マダニへの駆除効果(1ヶ月)
用法 3ヶ月以上、または体重2kg以上の犬
(体重1kgあたりの基準量:ピリプロール12.5mg)
ラインナップ
  • プラクーティック 超小型犬用
    (対象:2kg〜4.5kg)
  • プラクーティック 小型〜中型犬用
    (対象:4.5kg〜11kg)
  • プラクーティック 中型犬用
    (対象:11kg〜22kg)
  • プラクーティック 大型犬用
    (対象:22kg〜50kg)
原産国 ドイツ
ブランド エランコジャパン

スポットタイプとチュアブルタイプ

ボクサー

「有効成分」と「ジェネリック医薬品」の2つのポイントに注目してきましたが、3つ目のポイントとなるのが「投薬の方法の違い」です。

ここまで紹介してきたノミ・ダニ駆除薬は犬の皮膚・被毛に滴下して使用する「スポット」タイプのものでしたが、他にも食べさせて投薬する「チュアブル」タイプのノミ・ダニ駆除薬もあります。

代表的なのは「ネクスガード スペクトラ」という動物用医薬品で、有効成分には

  • アフォキソラネル
  • ミルベマイシンオキシム

という成分が使用されています。

「ネクスガード」と「フロントライン」の違い

チュアブルタイプのネクスガード スペクトラは皮膚や被毛を汚すことなく、投薬後もすぐにシャンプーが可能です。

月に一度与えるだけでノミ・マダニの駆除・予防効果が得られるほか、フィラリアに対しても100%の予防効果を得られるのが最大のメリット。

反面、フィラリア対策は居住エリアによって(必要になる期間が)異なるため、この期間の予防対策に必要性は感じられません。

こうした場合、フロントラインの方がピンポイントで使いやすいというメリットはあります。

ただし、住んでいる場所やその年の気候、愛犬の体質によっても合う・合わないはありますので、一概にどちらが良いかという判断はできません。

動物病院の先生とも相談の上、適切な方を選ぶようにしましょう。

動物用医薬品をネットで購入しても問題はない?

パソコン操作する飼い主の横で寝る犬

ネットでもノミ・ダニ駆除薬を購入することができますが、実際のところネットで動物用医薬品を買うことに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな声を受けてか、平成25年の薬事法改正に伴い動物用医薬品のネット販売に関してルールが定められました。

こうして現在はネット販売でも安心して購入できるように変わっていったわけですが、ここからは改正のポイントについて見ていきましょう。

ポイントは「ネットでも相談ができる」かどうか

動物用医薬品を販売する以上、「動物用医薬品店舗販売業の許可」を得ているのは当然のこと。

一方、改正後のポイントとなっているのが、購入者に対して必要な情報提供が行える体制が整っているかどうかという点です。

ネット販売であっても、購入者が(営業時間内の)店頭以外で薬剤師に相談が行える体制が整っていなければ、動物用医薬品を販売することはできません。

ネット販売でも薬剤師不在時は出荷作業ができないわけですが、ネット販売であっても医薬品販売中は相談することが可能なので、安心して購入することができます。

いきつけの動物病院に相談を!

ノミ・ダニ駆除薬を含め、はじめての動物用医薬品を使用する場合はいきつけの動物病院で相談・処方してもらうようにしましょう。

どんな医薬品であっても副作用が起きる心配はあります。

副作用やその他の心配を含め、少しでもリスクを減らすためには(100%の安心はありませんが)動物病院で相談するのが安心です。

本記事でも医薬品の効果・効能についてまとめてきましたが、利用時の効果・効能については100%保証するものではありません。

使用時には必ず獣医師の指示のもと、使用するようにしましょう。

【参照】

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