犬を車に乗せる危険性と安全対策

要は規則を遵守して、安全・安心な状態で愛犬を乗車させるのが最も重要ということ。
事故を起こしてしまい、愛犬の命を落としてしまうような事態にもなりかねません。
「ちゃんと守っていればよかった」と後悔する前に、愛犬を安全な方法で乗車させるようにしましょう。
難しいことはひとつもありません。
運転者の邪魔にならず、愛犬が安全な状態であればよいわけです。
後部座席なら邪魔にならないし安全?
後部座席に座っている人がシートベルトをしていないと、衝突した時にフロントガラスを突き破るほど飛んでいってしまうというのは有名ですよね。
当然ながら犬や猫も同じこと。
運転手の膝の上ではなく、後部座席に乗せているからと言って安全・安心なわけがありません。
参考までに、事故が発生した場合に犬がどのようにふっ飛ばされるのかを、人形でテストをしている動画がありますので見てみましょう。
すごーく低速なこの実験ですが、それでも犬の人形はこれだけ吹っ飛ぶわけです。
しかもこの人形、車用のハーネスを装着しているんです。
犬用の車載ハーネスの性能テストを行ったこの動画。
普通のスピードで衝突すれば、間違いなく愛犬の命はないでしょう。
自動車は安全でも、窓から顔を出していたら超危険
続いてホンダの人気車種 N-BOXの衝突実験を見てみましょう。
「軽自動車は危険」と言われていたのも昔のはなし。リアルなスピードでの衝突実験でも安全性が保たれていることがわかります。
ただ、注目してもらいたいのはそこではなく、次の動画。
仮に愛犬が窓から顔を出していた場合を想定して、改めて下記動画を見てみてください。
窓から顔を出していたらと思うとゾッとしてしまいます。
おそらく犬が飛び出さないよう、少し開けておくケースが多いと思いますが、ドアのフレーム部分に直撃するでしょう。
また、安全性を高めるエアバッグも直撃するとかなりの衝撃があるので逆に大怪我をする、もしくは命を落としてしまうような事態も想定されます。
後部座席も十分な安全対策が必要
さらに、先程の実験動画のように後部座席に乗せていて、この実験動画のスピードで衝突したものなら・・・
車外に放り出される、もしくは飛んでくる愛犬に直撃して大怪我するといったケースも想定されます…
このとおり、車がいくら安全でも、犬を安全に乗車させていなければ犬の命はもちろん、飼い主さんの命の保証もありません。
“違反にならない”犬の安全で正しい車の乗せ方

愛犬の乗車方法で違反切符を切られないためには、運転の妨げにならないように乗せる必要があります。
例としては、
- シートベルトにリードを固定
- キャリーケースに入れる
など。すごく基本的なところですね。
ちなみにNGとなるのは、下記に挙げるような乗せ方。
- 膝の上に乗せて運転
- 後部座席に乗せる
- 助手席に乗せる
- 窓から顔をだしたまま運転
- 同乗者が抱っこ(念の為) など
「同乗者の抱っこ」は私自身の憶測レベルにすぎませんが、なんとでも言われそうな書き方がされていたので、犬の安全も考慮して同乗者の抱っこもNGLにしておきました。
大事なのは「命」を守ること
あくまで上記は犬の”安全性“は考慮せず、とりあえず違反にならないための犬の乗せ方として紹介しました。
繰り返しますが、大事なのは違反ではなく犬の安全、人の安全です。
違反して嫌な思い・無駄な罰金を払うくらいなら、犬用のカーグッズにお金を使った方が良いです。
ということで、最後におまけを紹介して、本記事はサヨウナラとします。
交通違反したドライバーの反則金は、国に納付されます。